犯人はいない・・かもしれない。


何か出来事が起きたときに、「むかついたり」「悲しかったり」
「怖がったり」「うれしかったり」
感情は様々な要因で湧いてきます。

何らかの感情は外部からの刺激で反応が起きて湧くのですが、
感情が苦手だと「(感情を湧き上がらせた)お前のせいだ」
「俺は悪くない」と犯人を捜します。

もしくは反対になにか嫌な思いをするのは
「自分が原因(犯人)かも。」と考えてしまいます。


※以下心理ゲーム「さあ捕まえたぞこのやろう・さあとってめてやるぞ(Now Ive Got You, Son of a Bitch)」の事例になります。


今年の初めですが、定期購入している商品がきれてしまうことが起きました。
定期購入ですので、本来ならこんなことは起きないはずですが
去年からこれで2回目です。

また11月に10日ほど飲んでいなかったので、12月の末で切れてしまうのは考えにくい。

そこで定期購入をしている会社に問い合わせをしました。
「定期購入の商品が遅れているようなのですが、発送はどうなっていますか?」
返信
「本日発送しました」
※この返信を見た時点でかなり感情的になっています。


いや、遅れている(と思い込んでいる)ので問い合わせをしているのに
「本日発送?言い訳か?」
と考えていました。
→この時点で「相手が悪い」と衝動に突き動かされています。

で、ここからこの会社とのやり取りをしていくのですが、
どちらも「自分が正しい」と考えているので話がかみ合いません。

※自宅から撮影

最終的にはその会社の定期購入を解約することで、解決しました。

※心理ゲーム「さあ捕まえたぞ!」の事例はここまでになります。


心理ゲームは、いくつかの深度があり
1度は日常で行われるレベルで
3度になると、人生に影響を与えるレベルになります。
今回のものは(3度に近い)2度に当たると考えられます。


今回の心理ゲームをもし避ける対策があるとしたら、クレーム対応は些細なうちに事実を述べて解決したほうが後々大きくならないことや
相手の状況を確認する聞く態度などが必要になってきます。

もし、自分が心理ゲームを仕掛けている場合は、プライドよりも大事な達成したい目標や自分の感情を再度見直す必要があります。
また、そもそも仕掛けないように自分の心を満たしておく必要があります。

この事例の場合、問題解決より互いの正しさにこだわったことや
相手が間違っているという思い込みが原因でした。

今回の場合「正しさ」にこだわったのは
心の奥底では「うまくいかないのは自分が悪い」と思い込んでいるので、自分が間違っていることが耐えられないぐらいの大事のように感じていました。


しかし、こういったやり取りで、どちらかが一方的に悪い事は
少なく「勘違い」や「どちらも正しい」もしくは
「どちらも間違っている」場合もあります。
「正しく」ても、そのやり取りは心地いわけではなく、不快を感じるときもあります。


こういったこだわりは、人によってそれぞれあると思います。
「効率」にこだわることもあれば「やり取りの心地よさ」「好き。嫌い」にこだわることもあれば「正しさ」にこだわることもあると思います。


このこだわりは人生をより良い方向へ向かわせることもあります。
よりよく生きること、心地よくいること。仕事へのこだわり。
知識へのこだわり。好きなことにこだわること。
などなど、しかし、行き過ぎると対人関係に問題を起こすこともあります。


もし、今回の「心理ゲーム」でその犯人探しがなかったら、どうなっていたか?
問題解決に注力されているので、手元にある商品が心もとなくなった時点で、先に問い合わせをしたり、
定期購入よりも減り具合を見てこちらから注文をするでしょう。

自分の正しさを求めるよりも、定期購入する商品が安定的に購入できるほうが重要です。


犯人捜しがなかったら、そのエネルギーを問題解決に集中させることができます。
心理ゲームを100パーセント避けることはできませんが、
是非、人生の大事なことにエネルギーを注いでください。