自分がいて人がいる。人がいて自分がいる。


自分が何かをするときに「十分に出来ていない感覚」や「物事が途中で終わる感覚」が強い時
全て自分一人で完結させようと頑張っている場合があります。

「あの人はできているのに。。」「なんでここまでしかできないのだろう・・」
心の中の声はそんな感じかもしれません。

もう少し、完璧に出来れば!あの人に追いつけるかも。
もう少し出来たら、すっきりする。
もうすこし。もうちょっと。

何か満たされない感覚でが心に残って、現実では大きく困っていはいないけど、心が満たされないとき。
思い出してほしいことがあります。

やろうとしている多くのことは、人の手を借りないとできない部分がある。ことをです。
この事は片付けが途中で終わったり、何かを途中で終わらす話にも最後には通じます。

社会で何かをしようとしたとき、自分一人で終わらすことが出来ない事がほとんどです。
データーを集めようとすると、知っている人に聞かないといけないですし、
最終的な決定は上司がするかもしれません。

自然界は協力がないと成り立たないです。



日常の様々な部分で、自分一人では完成しないことがたくさんあります。
人を育てることや、子育てはその最たるものかもしれません。

その中で自分ができなかったことや、不完全なことをカバーしてくれること。
完全な円形ではないので補ってくれる人の存在などがあって、やれることがあります。

この話をするときにある方から言われたことを思い出します。
「親は一人で親になれない」
親でなくても、不完全な部分をカバーしてくれる人がいることで、完全に出来ていることがたくさんあります。
貴方ができることで、人の助けになったり、自分のできていない部分があることで、互いにカバー出来たり。

これは人に感謝しろという話ではありません。
人の存在に感謝しようがしまいが、人に影響を与え、与えられている話です。

自分が人に与えた影響は、いい部分も悪い部分も含めてその人の一部になっています。
与えられた部分も、自分の一部になっています。

影響を受けたり与えたりしながらも、自分は今まで自律して行動を出来たことを思い出してみてください。
意外に出来ていることの多さに驚くかもしれません。