試験勉強にむけて


第5回公認心理師の試験日が2022年7月17日と発表されました。
私自身は第4回で合格しましたが、それまで第2回第3回と試験に落ちています。

試験が怖くて嫌いだった私が、合格に向けて行動できたか。
記録をすることで、自分の気持ちの整理と、これからの人のために少しでもお役に立てばと思います。
※試験への環境や状況、メンタルが既にできている方は、読む時間を試験勉強に充ててもらえればと思います。また読む方はこれが総てではなく、ご自身に合った形で応用していただければと思います。

まず、第2回は「記念受験」の気持ちがありました。試験の書類を用意する。会場へ向かう。試験を受ける。不合格の通知を受ける。これだけでよく頑張ったと自分を褒めました。勉強は面白くても、試験という存在が心地よくなかったです。

第3回はコロナ禍の影響で延期になり、その間に勉強できたことや、周りの仲間の話を聞いていたので、一緒に頑張っている感覚やなどがあり、前回よりも勉強ができていました。
が、合格よりも「正解探し」をして、問題文を読み飛ばしたり、ケアレスミスが多かった印象です。
第二回よりも点数は取れていたので、当時の合格点といわれていた138点まで「あと20点取ればいい」という目標ができました。

第4回ですが、第3回までの違いの一つに「合格できなくて、がっかりした」「悔しかった」を感情消化した部分がありました。それまでもカウンセリングの中で勉強に対する感情は扱いましたが、試験そのものに対しては見ていなかった気がします。
私の場合、試験に向き合う気持ちになれないときの感覚の奥に「小学生の頃にできたと思ったテストができていなかった」感覚があり、試験に落ちた悔しさと共に感情消化をしていくと、自分の中で合格したい欲求が湧いてきました。
合わせて「公認心理師のGルート」への批判を聞いたとき、「批判や分裂しているときではないのに」と腹を立てた記憶があります。
「合格したい」と強く思ったのはこの辺りからでした。
合格のために何をすればいいのか。どの分野が苦手なのか?講座やYOUTUBEでラジオのように聞けるのはどれか?
※動画などは、講師の人の声が聴きやすいか?心地よいかで選びました。
学ぶことや勉強は嫌いではなくても、試験に向けての嫌な感覚が変化したのはこうしたことがきっかけになっています。

今考えると、合格したいという欲求の深い部分は「人格適応論」の各適応タイプの欲求。
やり方は「こども適応論」の勉強へのサポートと重なる部分がありました。
心理的欲求の信念型の上昇志向や反応型の好き嫌い。
サポートはこども適応論から、信念型の「何のために学ぶか、意見の交換」「学びの姿勢をほめる」
反応型の「勉強についてゲーム感覚で達成したら、踊ったり楽しむ」「先生(講師)を好きになる」
などを今までに学んだことを活かしています。

模試では問題を80%とれるように頑張りました。
本番で緊張すれば点数は必ず落ちるので、パフォーマンスが落ちても大丈夫なように
200点を目指しました。

試験の次の日は福岡に出張で、各社が出す解答速報を震えながら答え合わせをし、次の日に太宰府天満宮で合格祈願を友人の分も含めてしてきましたが、あれほど「神頼み」を真剣にした記憶はありません。
結果は合格でした。友人も合格していて共に喜びを分かち合いました。
それでもどこか疑っていて、「資格証明書」が来るまで大丈夫かな?と心配な部分がありました。

学ぶことは一生続きますが、どうせ学ぶならどこか楽しくと思っていましたが、
目的をもって学ぶことも楽しいことだと思います。

公認心理師の勉強は広範囲にわたり、現在の業務と無関係だと思う部分もあるかもしれませんが、
何を求められているかを知ることや、心理学の歴史を知ったり、検査方法やホルモンについて学んだり
社会性や地域の連携を知ることはとても意味があることだと思います。

第5回の試験に向けて頑張っている方を陰ながら応援させていただきます。