もうお酒をやめて4年以上経ちます。
以前からやめた方がいいなとは思っていましたが、なかなかきっかけがなく
ダラダラと惰性で飲んでいる状態でした。
やめるきっかけは、薬物依存の方のセミナーに参加し、お話を聴いた時、
依存症の怖さを肌で感じ、その日に自分の先生に話をして止めました。
その頃は毎日飲んでいたのでやめた後、離脱症状が出ていました。
症状としては理由もなく汗が出たり、イライラしたり。
離脱症状に関しては勉強をしていたので
「あーこれがそうなんだ」なんだと理解しながら自分を観察していました。
この離脱症状は二週間ほどで治まりました。
その後も飲みたくなったりしますが、「今だけやめよう」と自分に言い聞かせています。
ずっと辞めるのではなく「今だけ」です。
先を考えるとストレスになります。
お酒を止めたことによる良い効果はたくさんあります。
まず時間ができました。
飲んでいた時間が他のことに使えるので、有意義に使えます。
友達関係も変わったと思います。
今までより友人を大切にするようになりました。
体も健康になってきます。
その中でも1番大きく変わった事は、自分への信頼が上がったことです。
飲むたびに罪悪感がありましたが、その罪悪感を感じることがなくなり、
自分への信頼が増しました。
もう1点あげるとすると、ストレス解消方法が他にあると知れた事でした。
当時、私が感じていたお酒を飲むメリットは、笑ったり楽しい気分になったり、
仲間と交流ができたり、人を誘うきっかけがあったり、
人とつながるツールとしての側面もありました。
そのツールがなくなることで、寂しい思いをすると思いましたが、
実際は違って人間関係が良くなっていきました。
カウンセリングを活用して、寂しさを解消したり仲間と連絡を密にしたり、
気にかけてくれる仲間がいたのも大きかったです。
ストレス発散の方法は、お酒以外にもあると知っていても、
体感しないとわからないことがあります。
同じように感情消化も体感しないとわからない側面がありあります。
思考や感情は当たり前のようにあるので、
感情の使い方を周りから学んでいきます。
例えば、
この怒りはぶつけないと収まらない。
この不安はなくならない。
この悲しみは誰もわからない。
感情は相手が変わらない限りなくならない。
自分を受けれてもらわないと安心できない。
等々、感情に関する思い込みはたくさんあります。
嫌とか気持ち悪いは思考よりも生理的な反応の部分もあります。
怒りの感情は、自分を守る部分側面もあり、また物事を進めるために必要な感情で元気の源になります。
不安は将来に対して考えがまとまらない状態であり、怖さを適切に感じると考えがまとまります。
悲しみやがっかりは出来事を過去のものとして、終わらせる効果があります。
どの感情もコミュニケーションのツールとして、効果的な部分があります。
ただそれを人にぶつけると、最終的には良くない結果になります。
ストレスケアセミナーでは、「今ここ」で感情を感じ、消化ていく練習を行っていきます。
今まで解消出来ないと思い込みを体験と練習で解消していきます。